大急ぎで病院へと向かった私。
1番近い整形外科まで
5分ほどで着きました。


やっぱ病院ってさ
スロープとかが
ちゃんと作ってあるから
歩きやすいですね。


手摺りも
当然のようにあるし。








受付で怪我の具合を
説明したんですよ。


すると
「労災にしますか?」
とか訊かれるわけよ。


労災にするなら
健康保険を使えないから
全額負担ですよ、とか
話が長いんです。



こちとら
立ってるだけで
ツラい状態なのに。



とりあえず
受付も無事終わり
待合室の椅子に座りました。



痛みがヒドい。
どんどん、どんどん
痛くなってきます。


足を床の上に置いてるだけで
とにかく痛い。




隣の椅子に
左足を乗っけたいけど

社会人として
それはどうかと思い
ひたすら我慢しかないの。



早く処置をして欲しいんだけど
なかなか呼ばれません。


救急車を呼んだほうが
良かったかも
とか考えながら
痛みに耐えていました。



我慢しすぎて
精も根も尽き果て


呼ばれた頃には
こんな感じだったと思います。












やっとのことで
先生に診てもらうことに
なりました。



この先生がね
ビッグダディにクリソツなんですよ。






あれ?
ここ整形外科だよな?
接骨院じゃないよな。


なんて思いながら
怪我の経緯を説明したんです。






「その釘は新品?錆びてた?」


って訊かれたんです。
やっぱそこ重要な情報なんですね。

思いっきり錆びてたし。
なんなら
雨ざらしで泥とか付いてたし。





「そりゃマズイなぁ。
下手したら破傷風になるよ」



破傷風とな。

破傷風ってあの怖いやつだよね?

むかし破傷風の映画を
見た事あるけど
恐ろしい病気だよね。





「とりあえず傷の中を
消毒しないといけないね」



と、いろいろ準備を
始め出しました。


でね
看護婦さんが2人も来て
僕の足を押さえ付けるんです。


なになに?
何が始まるん?


どうやら今から
足の裏に麻酔を打つとのこと。




「い…痛いんです?」


と看護婦さんに訊くと


「少し痛いですよ〜」


なんて笑顔で言うんですが
2人ががりで
凄い力で押さえ付けるの。


絶対、痛そうじゃん!


怖い!怖い!


増井さん怖い!



ちょっと待って!
ちょっと待って!




そんな願いも虚しく
増井さんがブスリ!




ぎゃぁぁぁ!
痛ってぇぇぇ!


くっそ痛いじゃん〜!!


泣きましたよ、ホントに。
実際に涙が出ましたもん。




僕ねえ
ハタチくらいの頃に
結石をやった事あるんですよ。


その時の痛みが
長年トップの座に
君臨してたんです。

先程の足裏ハンマーとか
すっげぇ痛くて
トップの座を獲りかけたんです。


でもね
この足裏増井さんは
ぶっちぎりで優勝ですね。


結石やハンマーに
5馬身くらい差を付けるくらい
ぶっちぎり。




マジで痛かったです。

私、今年で40になりますが
未だトップですね。





さて
麻酔も終わり
処置が始まりました。


それなのに
看護婦さん達は
足を押さえ付けたまま。



見えないから
何されてるか
分からないんだけど

傷口をエグってる感覚は
すっごいよく分かるの。


痛いんですよ。

麻酔してるのに。



カチャカチャ
グリグリと音が聞こえる度に
激痛が走るんです。




数分後に
やっと終わって

今度は破傷風の注射を
打つんです。



これは腕だったから
全然へっちゃら。
さっきのに比べたらね。



とりあえず全部終わり
ビッグダディと話しを
したんです。





「傷の消毒はしたけど
完ぺきではないからね」





「バイ菌をやっつけるには
体力が何より大事。
こっからが勝負だよ」





「しばらく安静にする。
お酒も飲まないように。
お風呂はシャワーだけにしてね」



ビッグダディは
丁寧に説明してくれました。



でも
僕にはビッグダディに
言わなきゃいけない事が
あったんです。



とっても
言いにくいんですが
言うことにしました。





「ビッグダ…
いや、先生。実は…僕ですね…」





「ん?」





「僕、明日から5日間
シンガポールへ行くんです」





「なぬっ?」










今回は以上で失礼します。

ん?続きますよ。
全然続きますよ。




お相手は
しゃあtheSkywalkerでした。